5月30日 消費者の日 : 今日は何の日 毎日記念日いろいろ
5月30日今は何の日でしょう?
5月30日は「消費者の日」です
1968年の5月30日に、消費者保護基本法が公布・施行されたことにちなんで、日本政府が1978年に制定しました。
私たちの生活は、必要なものを作って提供する生産者と、生産者に提供されたものを消費して生活を営む消費者がいますよね。
生産者がウソ偽りなく、価格に見合った品質のものを誠実に消費者に提供してくれていれば何の問題もおきません。
しかし、その製品についての情報と言うのは生産者が握っていて、消費者はどんな減量が使われているのか、どんな添加物が使われているのか、本当に表示通りの成分だけしか使われていないのか、正確なことを知る手段はないのが現実です。
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そんな情報の不均衡な状況に異を唱え、安心安全な製品の供給を求める消費者運動が日本で初めて起きたのは、終戦間もない昭和20年のことでした。
おしゃもじ運動と呼ばれるこの運動は、大阪の主婦たちが粗悪品の追放を求めておしゃもじ運動を起こしたのが、日本で初めての消費者運動だと言われています。
昭和23年には主婦連合会が不良マッチ運動を起こし、戦後間もないころから、粗悪品の追放運動が主婦たちの手によって起こされてきました。
しかし、昭和30年には森永ヒ素ミルク中毒事件、その翌年には水俣病といった、消費者が食品の安全性に疑問を持つ事件が立て続けに発生すると、昭和36年にはサリドマイド睡眠薬事件、昭和43年にはカネミ油症事件と、消費者が被害者となる事件が次々と起きてしまいました。
これらの悲惨な事件を受けて、制定されたのが消費者のための憲法ともいえる消費者保護基本法です。
現在では法律も整備されて、企業側の意識も大きく向上し、コンプライアンス意識の高まりもあり、以前のような粗悪な製品による悲劇は起きなくなってきました。
しかし、私たち消費者一人ひとりが、常に意識して本当に安心安全なものなのかどうか、と言うのは自分の責任として選んでいくことが大切ですよね。
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