8月5日 タクシーの日
8月5日今日は何の日でしょう?

8月5日は「タクシーの日」です。
1912年(大正元)8月5日に日本で最初のタクシー会社が営業を開始する予定だったことに由来しています。
実際にはこの直前の7月30日に明治天皇が崩御し、国全体が喪に服したことや、タクシーメーターの設置が遅れたことにより、営業は8月15日からとなりました。
今では普通に人々の交通手段として使われているタクシー。
ちょっと夜遅くまで呑んでしまったり、知らない土地でバスや電車が無い時なんかに重宝しますよね。
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最近ではタクシーの運転手さんが介護ヘルパーの資格も取り、介助が必要なお年寄りや障害者の方の通院や外出の付添や介助も兼ねてくれる介護タクシーも増えてきました。
足腰が不自由なお年寄りや障害者の方は、今までなかなか外出の機会に恵まれなかったり、病院に通うのも大変だったりしたので、こういったサービスが広がっていくのは嬉しいことですよね。
さて、とても便利なタクシーですが、世界的に広がっていったのは日本での営業が始まったのとほぼ同じ20世紀初めの頃です。
この頃、アメリカの自動車メーカーのフォードが自動車の大量生産に乗り出したことで、自動車が爆発的に普及し始めました。
もともと、運賃をもらって人やモノを運ぶサービスと言うのは、自動車が出現する前から世界中でありました。
欧米では乗合馬車が、日本には駕籠(かご)がありました。
働き過ぎると疲れてしまい、いつ体調を崩すかわからない人や馬の力に頼る輸送ではなく、疲れ知らずの機械の塊の自動車が出現したことによって、タクシーが出現したのは当然の流れだったようですね。
タクシーの運転手には人の命を預かって自動車に乗せると言うことで、日本では二種免許、イギリスではノリッジ試験と言ったように、特別の資格がないと慣れないようになっている国がたくさんあります。
また日本では正規のタクシーには緑のナンバープレートが付いています。
正規の資格を持っていないタクシーは緑色のナンバーを取ることができずに、白いナンバーで車を走らせていることが多いので、「白タク」と呼ばれて、取り締まりの対象となっています。
日本では女性のタクシードライバーが多くいますが、これは世界的には珍しいことだと言われています。
治安の不安が高い地域では、現金を積んでいるタクシーは強盗に遭いやすいため、女性タクシードライバーが多いと言うことは日本の治安がどれほど安全なのか、と言うことを表しています。
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