8月20日 蚊の日
8月20日今日は何の日でしょう?

8月20日は「蚊の日」です。
1897年の8月20日にイギリスの細菌学者ロナルド・ロスが蚊の胃の中からマラリア原虫を発見したことにちなんで制定されました。
夏になると、厄介で鬱陶しいのが蚊です。
ブンブンと飛び回るハエも鬱陶しいですが、蚊はそれ以上に皮膚を刺してくるのが厄介ですよね。
こちらが気が付かないうちに近づいてきて、皮膚の感覚を麻痺させる麻酔を仕込んだ毒針を刺して、知らないうちに刺していきます。
刺されたところが赤く腫れ上がって、かゆくて我慢できなくなりますよね。
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また蚊は感染症を媒介することでも知られています。
日本ではここ最近、デング熱が話題になりましたが、デング熱よりももっと大変な病気がマラリアです。
日本ではマラリアは発生していませんが、世界では熱帯から亜熱帯地方にかけては年間に2億人近い人が感染し、そのうち60万人近い人が死亡しています。
マラリアの原因は単細胞性粒であるマラリア原虫で、ハマダラカという種類の蚊によって媒介されます。
感染すると高熱や吐き気などの症状が出て、悪性の場合には脳障害や腎不全を起こして死亡します。
現在ではワクチンや治療法も開発されていますが、マラリアの発生地域に行くときには、蚊に刺されないことが一番の予防法になります。
最近では温暖化により熱帯・亜熱帯地域が広がってきていることから、マラリアの発生地域が徐々に広がりつつある、と言う研究もあります。
日本でも話題になっている、蚊によって媒介されるデング熱も、命の危険はそれほどないとはいえ、高熱を出して大変です。
蚊に刺されることも夏の風物詩ではありますが、できるだけ蚊には刺されないようにしっかりと防御しましょう!
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