7月8日 質屋の日
7月8今日は何の日でしょう?

7月8日は「質屋の日」です。
「しち(7)や(8)」の語呂合わせで全国質屋連合会が制定しました。
現在ではいらなくなった高級ブランド品を手軽に売ることができるお店と言うイメージが強い質屋さん。
リサイクルショップのような感覚で利用する人も多いようですが、1960年代までは庶民の生活を支える金融業の主力であったことはご存知ですか?
質屋に品物を持っていくのはリサイクル品を売るためではなくて、品物を担保にお金を借りるためだったのです。
スポンサーリンク
日本では鎌倉時代に始まったと言われており、1960年代に無担保・無保証人でお金が借りられるサラ金(消費者金融)が起こるまでは、お金に困った人が、お金に替えることができるものを持っていれば、誰でもお金にすることができる、街の貴重な金融業でした。
いらないものをお金に替える、と言う感覚では現在ではリサイクルショップとほとんど同じですが、リサイクルショップと大きく違うところは、売るのではなく、担保となる品物を預けてお金を借りる、と言うことです。
定められた機関のうちに借りたお金を返すことが出来れば、預けた品物(質草)は返してもらうことができます。
また借りたお金の全額を返すことが出来なくても、利息を支払うことで返済期限を延ばすことができます。
期限までに返済できなかったり、利息も支払うことが出来なかった場合は、預けた品物は質流れ品となって質屋は自由に処分することができます。
質屋の店頭で販売されているものは、本来は期限内に返済されずに質流れ品となったものになります。
しかし、現在では貸付業と言うよりは、有名ブランド品や貴金属類などの高額商品の買取や販売が主な仕事となっていて、お金に困って質屋に行く、と言う人は昔ほど多くはなくなりました。
かつては質屋に行く、というのはとても暗いイメージがありましたが、最近ではそうでもなくなってきたようです。
お家の中で、もう使わなくなったブランド品などあったら、質屋さんで鑑定してもらってみてはいかがでしょうか?
案外、いいお値段つくかもしれませんよ。
スポンサーリンク