6月10日 時の記念日 : 今日は何の日 毎日記念日いろいろ
6月10日今は何の日でしょう?

6月10日は時の記念日です。
日本書紀の天智天皇10年4月25日(グレゴリオ暦の6月10日)の項に、「漏刻を新しき台に置く。始めて候時を打つ。鐘鼓を動す。」とあることにちなんで、東京天文台(現 国立天文台)と生活改善同盟会が1920年に制定しました。
漏刻っていうのはちょっと聞いたことがない言葉ですよね。
いったいどういう意味なのかと調べてみたら「水時計」のことを指すのだとか。
水時計はエジプトやバビロニアなど世界各地が発祥のものがありますが、その中でも特に中国由来の水気時計のことを漏刻と呼ぶのだそうです。
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私たちの生活をある意味支配していると言っても良いのが時間。
老いも若きも、お金持ちにも貧乏人にも、成功者にも敗北者にも、全ての生きている人に平等に与えられているものは時間だと言われています。
1日24時間365日、これは当たり前のように私たちに与えられていて、でもその過ぎていく時間をどのように過ごすのかは、私たち一人ひとりの自由に任されていると言っても良いでしょう。
人類の歴史はまさにそんな時を数え続ける歴史と言ってもいいかもしれません。
最初に時を数えはじめた痕跡が見つかっているのは、最終氷期の狩猟採集社会です。
石や棒を使って月の満ち欠けを観察することで暦を知ったようです。
多くの古代文明で暦や日時を知るために天体観測が行われていたことから、はるか昔から人類が時間を大切だと考えていたことがわかります。
しかし天体観測に頼る時の測定では、天気によって太陽や月が隠れてしまうと観測できなくなってしまうという欠点がありました。
そのために古代エジプト文明の頃から、水時計や砂時計など様々な仕掛けを作って正確な時間を知ろうと工夫してきました。
今ではたくさんの種類の時計が世界中に出回っていますが、1日を24時間、1時間を60分と世界のどこに行っても決まっていますよね。
この時の数え方は古代メソポタミアや古代エジプトで使われていたものでした。
時間以外の数の数え方は10進法なのに、時間だけはどうして60進法を使うようになったのでしょうか?!
ちょっと不思議ですね♪
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