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5月8日 世界赤十字デー : 今日は何の日 毎日記念日いろいろ


5月8日今は何の日でしょう?

今日は何の日 毎日記念日いろいろ 5月8日 世界赤十字デー



5月8日は「世界赤十字デー」です。

5月8日が赤十字社の創設者である杏里・デュナンの誕生日であることから、1948年にストックホルムで開催された第20回赤十字社連盟理事会で決定されました。

国や宗教などは一切関係なく、人道主義の観点からのみ、敵味方関係なく戦争や天災の時に、世界中のありとあらゆる場所へ赴き、傷病者の救護活動を行う人道団体の赤十字社。

シンボルマークの赤い十字架は誰もが一度は目にしたことがありますよね。

イスラム教の国では、赤十字のマークがキリスト教を連想させるとして、赤十字ではなく三日月のマークで赤新月社という国もありますが、理念や活動内容は赤十字と全く同じです。

世界で初めて赤十字を作ったスイス人の実業家であったアンリ・デュナンは1928年5月8日にスイスのジュネーブの、名前を知られた名家の5人目の子供として誕生しました。


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父親は名士として共和国の議員や福祉孤児院の所長を務め、母も福祉活動に熱心でした。

アンリ・デュナンは子供の頃は勉強は苦手だったようですが、慈善団体のメンバーとして働くようになります。

1859年にイタリア統一戦線の激戦地ソルフィーノで4万人も及ぶ死傷者の悲惨な様子を目の当たりにし、懸命の救護活動に当たりました。

この時に、「傷ついた兵士は、もはや兵士ではない、人間である。人間同士としてその尊い命は救わなければならない」との信念を持ち、この経験を執筆して出版しました。

この書籍がヨーロッパ各地で大きな反響を呼んで、赤十字の思想として昇華していき、赤十字社の設立へとつながっていきます。

その後、アンリ・デュナン自身は理事長を務めていた銀行の破産によって、貧しい転落人生を歩みましたが、赤十字の活動は戦争での救助活動から災害時にまで活動の幅を広げていき、発展していました。

銀行の倒産後、約20年間、世間の表舞台から姿を消していたアンリ・デュナンでしたが、70歳を超えた時に新聞に記事が掲載されると、赤十字社設立の功績をたたえる声が上がり、1901年に第1回ノーベル平和賞を受賞することになりました。

現在の赤十字のマークは、デュナンの功績をたたえて、母国であるスイスの国旗の色を逆にしたものになっています。

晩年は不遇な生活だったデュナンでしたが、その功績はいつまでも世界に受け継がれていくべき、偉大なものですよね。
 



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