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5月7日 世界エイズ孤児デー : 今日は何の日 毎日記念日いろいろ


5月7日今は何の日でしょう?

今日は何の日 毎日記念日いろいろ 5月7日 世界エイズ孤児デー



5月7日は「世界エイズ孤児デー」です。

2002年にニューヨークで開催された国連子ども特別総会で制定されました。

1983年に発見されたHIVウイルスによるエイズは、日本でも大きく報道され話題になりました。

2000年以前は頻繁に報道されていたこともあり、社会的に危機感が高かったように思いますが、2000年代に入ってから報道が以前よりも下火になったような気がします。

しかしHIV感染者やエイズ患者が日本で減っているのかというとそのようなことはなく、日本では先進国の中では特に増加率が多いと言われています。


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エイズ孤児というのはあまり耳慣れない言葉ですが、「両親のいずれか、もしくは両方をエイズによって失った子供(孤児)」または、「HIV感染者、あるいはエイズ患者の孤児」の両方を指します。

主に性行為によって感染するHIVはちょうど子育て世代が最も感染しやすくなります。

発症前に診断を受けて、適切な治療を開始することが出来れば、今はエイズを発症することなく、感染から40年くらい生きることも可能になっていますが、感染に気が付かずにエイズを発症してしまった場合には、数年以内に90%が死亡する、まさに「死に至る病」なのです。

性行為によって感染することから、夫婦のどちらかが感染したものをパートナーに移してしまうことも良く有り、子供を遺して両親がエイズによって亡くなってしまう、ということも特に途上国では頻繁に起きています。

また妊娠中に母親の胎内で感染したり、母乳によって感染する母子感染も現在、防ぐことができておらず、毎年多くの子供が母子感染によりHIVに感染してしまっています。

特に世界でも特に貧しいと言われているアフリカ大陸のサハラ砂漠以南の地域での患者数の増加やエイズ孤児の増加が激しくなっており、世界的に大きな問題となっています。

エイズ孤児は毎年世界で7万人発生していると言われています。

エイズ孤児を支援する体制を整えている国であれば、そういった子供たちを集めて養育する施設などで子供を育てているところもありますが、貧しくて副詞が未発達の国では、エイズ孤児への支援が行き届かずに、ストリートチルドレンとなってしまうエイズ孤児が毎年たくさん発生しています。

ストリートチルドレンの増加が、その国の社会の不安定化を呼び、国際紛争などの遠因となっていることを考えれば、私たち日本人にとっても遠くの世界の話しとは言えませんよね。

また、日本でも毎年新たに、1000人以上のHIV感染者と400人以上のエイズ患者が発生している現状を考えれば、エイズ問題に対して無関心でいるわけにはいきません。

エイズに対する正しい知識の普及と、エイズ孤児たちへの適切な支援が広がることを切に願っています。
 



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