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5月20日 ローマ字の日 : 今日は何の日 毎日記念日いろいろ


5月20日今は何の日でしょう?

今日は何の日 毎日記念日いろいろ 5月20日 ローマ字の日


5月20日は「ローマ字の日」です。

ローマ字国字論を展開した物理学者の田中舘愛橘の命日が1952年5月21日であることに因んで、財団法人日本のローマ字社がきりのいい20日を記念日に制定しました。

小学校で必ず誰でも習うローマ字。

日本人であれば、表音文字のひらがな、カタカナ、その上表意文字の漢字という、3つの文字の組み合わせを覚えれば、日常生活には全く苦労はしません。

しかし外国の文字であるアルファベットを組み合わせて日本語を組み立てるローマ字を覚えることはいまや当たり前のことになっていますよね。


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やはりグローバル化が進んでいる現在、外国の人が日本を訪れた時にも、観光名所の名前など日本語だけの表記よりは、ローマ字で書いてあった方が絶対にわかりやすいことでしょう。

日本でローマ字が初めて使われたのは、戦国時代の事でした。

当時、キリスト教の布教のために訪れたカトリック教会のイエズス会がポルトガル語に準じたローマ字で日本語を表記し、1581年にはローマ字を使った日葡辞書(日本語ポルトガル語辞書)が作られました。

江戸時代に入ると鎖国政策がとられ、ヨーロッパの国とは唯一オランダが窓口となったために、オランダ式ローマ字が使われるようになりましたが、これは宣教師や学者など一部の使用に留まりました。

現在頻繁に使われているヘボン式ローマ字は、幕末に来日したアメリカ人のジェームス・カーティス・ヘボンが作ったものです。

ヘボン式ローマ字の大きな特徴は、それまであいまいな点が多かった仮名とローマ字の対応を、初めて一対一で対応させたことです。

このヘボン式ローマ字は英語の発音に準拠したもので、英語教育が広がった明治時代に入ると英語教育者や英語学者からは大きな支持を集めましたが、日本語としては破綻している部分が多いとして、日本語の音韻学理論に基づいて考案されたものが日本式ローマ字でした。

その後、日本式とヘボン式を組み合わせた訓令式ローマ字が考案され、公的には訓令式を使うとされていますが、現状では地名の表記などはヘボン式が使われることが多くなっています。

ただ、教育現場ではヘボン式を教える小学校と訓令式を教える小学校とあるようで、どちらを使ったらいいのかと言うのは、まだまだ議論がありそうですね。




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