5月1日 日本赤十字創立記念日 : 今日は何の日 毎日記念日いろいろ
5月1日今は何の日でしょう?

5月1日は「日本赤十字創立記念日」です。
1877年の5月1日に、西南戦争の負傷者の救護のために、佐野常民らが日本赤十字社の前身にあたる博愛社を設立しました。
赤十字社と言うのはスイス人の実業家であったアンリ・デュナンの提唱によって作られた人道支援団体です。
世界各国に存在して、国際的な協力関係を持っています。
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赤十字社の人道支援は国の内外や敵味方を問わずに、戦争は大規模な事故や災害の時に、中立の立場で行うことが原則です。
この原則を守るために次の7つの原則を掲げています。
1.人道
2.公平
3.中立
4.独立
5.奉仕
6.単一
7.世界性
日本では1877(明治10)年の西南戦争の時に、佐野常民と大給亘が、戦地で悲惨な状況が拡大していることから、赤十字の精神に法った敵味方関係ない救護班を送ることを、陸軍省に願い出ました。
当初は内戦で政府に敵対する反逆者=犯罪者を救護するのは、国家間の戦争での中立の活動を想定している赤十字の精神とは言えないのではないかと、陸軍省からは許可されませんでした。
しかし、征討総督であった有栖川親王に願い出たところ、逆賊であっても天皇の臣民だということで、中立の立場で救護する博愛の精神に理解を示され、設立が許可されました。
しかし当時の戦地では、敵味方関係なく中立の立場から負傷者は平等に救護すると言う、博愛の精神が一般の兵士らには理解されずに、双方の軍から攻撃や妨害を受け死者を出してしまいました。
しかし、その後、地道な普及活動が実を結び、日本にも赤十字の活動が理解されるようになりました。
今、世界では宗教や民族等の対立が深まっていますが、このような時代にこそ、敵味方関係なく中立の立場で救護にあたると言う赤十字の精神が益々大切になってきますよね。
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