5月18日 国際博物館の日 : 今日は何の日 毎日記念日いろいろ
5月18日今は何の日でしょう?

5月18日は「国際博物館の日」です。
国際博物館会議が1977年に制定して、1978年から毎年世界共通のテーマを定めて、世界各国で様々な企画を行っています。
日本では日本博物館協会が主体となり、2002年から参加しています。
歴史や自然、科学や美術等、その博物館のテーマに沿った資料を数多く集めて、私たちにわかりやすく展示をしてくれている博物館。
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博物館の歴史をたどると、ヨーロッパの16世紀末から17世紀末のバロック期に登場した、「ヴンダーカンマー(驚異の部屋)」が始まりだと言われています。
バロック期からルネサンス期に、王侯や富裕層は世界中の珍しいものを収集することに熱を上げていて、この世界中の珍しい事物を種類や分野を問わずに一つの部屋に集めた部屋が「ヴンダーカンマー」でした。
初めは祝日などの特別な日にのみ公開されていましたが、フランス革命をきっかけにして、一般に公開される常設の博物館として「国立自然史博物館」がパリに設立されました。
日本での博物館の正式な歴史は明治5(1872)年にウィーン万国博覧会へ出品する準備として開かれた湯島聖堂博覧会から始まるとされていて、この博覧会の開催をもって東京国立博物館の創立としています。
しかし、この以前から各地の寺社には宝物殿や絵馬殿があり、江戸時代には本草家たちがたびたび博覧会のようなものを開いていたので、日本でも民衆が珍しいものに触れる機会が全くなかったわけではなさそうです。
最近では、ただ展示物を見るだけではなく、さまざまな体験ができる体験型の博物館も増えてきました。
体験型の博物館の始まりは、1925年にミュンヘンにオープンしたドイツ博物館で、現在の科学博物館の展示様式の先駆けとなりました。
普段見られない珍しいものをたくさん見せてくれて、体験させてくれる博物館は、子供たちの将来へつながる興味関心を広げてくれるだけではなく、大人でも楽しむことができる空間ですよね。
今度のお休みは、今まで行った事がない、珍しい博物館に行ってみるのはいかがですか。
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