5月12日 国際看護師の日 : 今日は何の日 毎日記念日いろいろ
5月12日今は何の日でしょう?

5月12日は「国際看護師の日」「看護の日」「ナイチンゲール・デー」です。
5月12日が看護を専門職として確立したフローレンス・ナイチンゲールの誕生日であることに因んでいます。
フローレンス・ナイチンゲールは1820年に裕福な家庭に生まれました。
両親はナイチンゲールに贅の限りを尽くした教育を施しましたが、ナイチンゲールは慈善訪問で接した貧しい農民の悲惨な生活に心を奪われ、困っている人々に奉仕する仕事に就きたいと思うようになります。
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大人になり看護師となったナイチンゲールでしたが、母と姉は大反対しました。
当時の看護師の仕事は、単なる病院での召使いや世話係としてしか見られておらず、無給であり、生活費は理解があった父が出してくれました。
やがて看護部長となり、各地の病院を視察したナイチンゲールは、看護の専門教育の必要性を強く訴えました。
1854年にクリミア戦争が勃発すると、ロンドンタイムスの特派員によって戦地での負傷兵の扱いが悲惨なことが伝えられ、世論から大きな声が巻き起こりました。
ナイチンゲールは自ら従軍看護師となることを志願すると、戦時大臣からもお願いされて戦地へ向かうことになり、シスター24名、職業看護師14名を引き連れて戦地のスクタリ病院へ向かいました。
しかし軍は縦割り行政を盾に、いきなりやってきた女性たちが野戦病院で働くことに対して、理解しようとしなかったために、ナイチンゲールたちは肝心な看護の仕事をなかなかさせてもらえませんでした。
するとヴィクトリア女王から直々のナイチンゲールの活動を報告する様にとのお達しが出ました。
女王が後ろ盾になってくれたことによってナイチンゲールはスクタリ病院の看護師の総責任者として働くことが出来ました。
ナイチンゲールがスクタリ病院の衛生状態の改善に取り組んだ結果、死亡率が大幅に下がったことから、彼女の事を人は「クリミアの天使」と呼ぶようになりました。
またランプを手にして夜回りを欠かさなかったことから、患者からは「ランプの貴婦人」と呼ばれました。
クリミア戦争でのナイチンゲールの活躍により、看護と言う仕事の高い専門性が認められ、以降、一つの尊い職業として看護師が認められるようになりました。
病気や怪我をした時に私たちをやさしくお世話してくれる看護師さんたち。
本当に大変なお仕事を日々頑張ってくれる看護師さんたちに心から感謝します!
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