4月25日 世界マラリアデー
4月25日今は何の日でしょう?

4月25日は「世界マラリアデー」です。
2000年の4月25日にナイジェリアでマラリア撲滅会議が開かれたことを記念して、この日を「アフリカ・マラリア・デー」と制定し、その後2008年に世界保健機関が「世界マラリアデー」にしました。
あまり日本ではなじみがない病気ですが、世界的にみるとマラリアには毎年約2億人の人が感染し、年間約60万人もの人の命を奪っています。
スポンサーリンク
マラリアは主に蚊が媒介して、感染すると高熱や頭痛、吐き気などの症状が起きます。
熱は比較的短時間で下がることが多いのですが、三日熱マラリアの場合は48時間ごとに、四日熱マラリアの場合は72時間おきに繰り返し高い高熱に襲われることになります。
いったん熱が下がることから油断してしまいますが、すぐに治療を開始しないと、重症化してしまいます。
3回目に熱が出た時にはとても危険な状態にあると言われています。
またいったん治ったと思っても、原虫が体内で休眠状態となり、長期間潜伏することがあります。
数か月から数年間潜伏することもあります。
予防は基本的には蚊に刺されないことが重要となります。
マラリアが流行している地域に渡航する場合には、抗マラリア薬の予防投与も行われます。
マラリアの治療薬はいろいろと開発されていますが、副作用が強いものや薬剤耐性を持つ原虫もあり、日々研究開発が続けられています。
マラリアの流行地域から帰国して、1〜2週間の間に高熱が出た場合には、すぐに熱が下がっても病院へ受診することが大切です。
治療は医師の判断に従い、勝手に薬をやめる判断をしてはなりません。
スポンサーリンク