4月20日 青年海外協力隊の日
4月20日今は何の日でしょう?

4月20日は「青年海外協力隊の日」です。
1965年の4月20日に青年海外協力隊が発足したことに因んでいます。
若者が数年間、仕事や学校を休んで発展途上国に赴いて、現地のためになる仕事をボランティアでやる青年海外協力隊。
一般的なイメージとしては、アフリカや東南アジアのまだ開発が進んでいない村に行って、井戸を掘っているようなイメージがありますが、実際には現場に出て泥まみれになって汗をかくような仕事ばかりではありません。
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青年海外協力隊と言えば、海外でボランティアを行うことが目的ですが、無償で労働を提供するわけではありません。
日本国内での70日間に及ぶ研修期間や、派遣先で任務に就いている間の生活費はすべて保障されるほか、派遣されている期間には国内で積立金が貰えることになっています。
積立金の金額は以前は2年間で250万円ほどもらえていましたが、民主党政権時代の事業仕訳によって減額されてしまい、現在は140万円ほどとなっています。
しかし、若者が年間70万円の貯金が出来るのであれば、仕事として考えてもそれほど悪くはない条件ではないでしょうか。
多くの人は会社や学業を休んでいきますが、中には仕事を辞めて参加する人もいます。
以前は青年海外協力隊の経験を買ってくれる企業が少なく、青年海外協力隊から帰ってきた人の就職は厳しいものがありましたが、グローバル化が進む中で、現地で身に着けた国際感覚を求める企業や団体が増えてきていることから、近年では青年海外協力隊経験者の採用枠を作るところも出てきています。
青年海外協力板の採用試験は、本人の適性やスキルと現地との仕事のマッチングや、衛生面で不安があり医療が未発達の所へ派遣されるために、健康診断が厳しいことから、なかなか熱意や意欲だけあっても、なかなか狭き門となっているようです。
でもまだ感性が豊かな青年時代に、海外で多くの経験を積むことは、その後の人生を大きく、豊かにするに違いないでしょう。
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