4月17日 ハローワークの日
4月17日今は何の日でしょう?

4月17日は「ハローワークの日(職安記念日)」です。
1947年の4月17日に、それまでの職業紹介所が「公共職業安定所」に改称したことに因んでいます。
仕事を探している人に、無料で仕事を紹介してくれる公的機関が公共職業安定所です。
現在ではハローワークと呼ばれています。
日本の職業安定所の歴史は、1906年に当時の東京市のキリスト教団体の救世軍本部に設置された「無料職業紹介所」が最初だとされています。
その後、1911年に公的機関としての職業紹介所が東京市に設置されて、全国的に広がってきました。
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戦前は市町村の運営でしたが、戦時色が強くなってくる1940年に、国へ運営が移管されます。
戦争中は戦争に関する仕事に強制的にでも人々を従事させる必要があったことから、職業紹介所ではなく「国民指導所」という名称に改められました。
戦後になると、新しい憲法のもとで、職業選択の自由が認められたことで、1947年に「公共職業安定所」に名称を変えて、産業の多様化や国際化、労働に対する意識の変化に対応しながら、労働者や雇用者に対するサポート体制を整えています。
個人の問題でもあり自由であるべき就職の問題を、国が公的にサポートすることに対しては、議論の声もあります。
しかし、職を探している求職者と、労働力を求めている企業との間の情報の量や力関係のさは大きくあります。
給料や福利厚生を甘く謳いながら、その実態は求人票と大きく乖離して、労働者の健康状態などを考えずに労働力を搾取する企業があると言うことも事実です。
労働者の権利を守るために国の監視の目を光らせることができると言う意味で、公的機関が職業紹介を行う意義が高くあります。
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