4月13日 喫茶店の日
4月13日今は何の日でしょう?

4月13日は「喫茶店の日」です。
1888年の4月13日に東京・下谷上野西黒門町に日本で初めてのコーヒー専門店「可否茶館」が開店したことに因んでいます。
ホッと一息つきたいときの街のオアシス、喫茶店。
コーヒーの薫りでホッと癒されるひと時が何ともたまりません!
「喫茶」と言う言葉は、もともとは鎌倉時代に中国から伝わってきたお茶を飲む習慣や作法を表す言葉でした。
スポンサーリンク
喫茶店の歴史を見てみると、世界で初めての喫茶店は16世紀にイスラム教国の主だった都市に開かれたコーヒー店でした。
客層は主に商人や政治家で、コーヒー店に集まって商談や政談に花を咲かせたようです。
議論が白熱し過ぎて、政治批判をする場にもなったことから、オスマン帝国ではムラト3世の時代にはカフェ閉鎖例が出されたことがあります。
ヨーロッパでは1650年にイギリスに初めてコーヒーハウスができ、1886年にはフランスのパリにもカフェがオープンしました。
パリのカフェは、単にコーヒーを提供するだけの場ではなく、文化人の交流する場にもなったことから、後に日本でもちょっとおしゃれで知的な雰囲気の中でコーヒーを味わう空間をカフェと呼ぶようになりました。
日本での喫茶店の歴史は、1735(享保20)年に京都東山に開かれた茶亭・通仙亭が日本で初めての喫茶店だと言われています。
明治に入り、コーヒーを飲む習慣が入ってくると、1878年に神戸元町の芳香堂が店頭でコーヒーの提供を始めました。
それから10年後の1888年の4月13日に、日本で初めての本格的なコーヒー店「可否茶館」がオープンしました。
1920年代に入ると、日本中で喫茶店ブームが起き、若い男女が喫茶店へ1杯10銭のコーヒーを味わうために通うようになりました。
1950年代に入ると、ジャズ喫茶や歌声喫茶、名曲喫茶など、コーヒーを飲みながら音楽を楽しめる喫茶店が流行します。
1960年代になると、味に一家言持つ店主がこだわりのコーヒーを提供するお店が増え、ヨーロッパのコーヒー専門の技能士バリスタの資格を取る店主も現われました。
1980年代に入ると、ドトールコーヒーが、1990年代にはスターバックスカフェがオープンし、セルフ式のコーヒーチェーンが増えてきましたが、その一方では古民家を改装した和風の古民家カフェなど、こだわりの個性的なカフェも増えてきています。
お気に入りの隠れ家のようなカフェを見つけて、たまにホッと一息つけたら素敵ですね!
スポンサーリンク