4月12日 パンの記念日
4月12日今は何の日でしょう?

4月12日は「パンの記念日」です。
天保13(1842)年旧暦4月12日(新暦5月21日)に、伊豆韮山代官の江川英龍が軍用携帯食として作った乾パンが日本で最初に焼かれたパンだと言われていることから制定されました。
またこれに合わせて、毎月12日も「パンの日」とされています。
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朝食はご飯よりもパン派だと言うお家も多いことだと思います。
おかずや味噌汁も用意しなくてはならないご飯よりも、やはり忙しい朝は簡単にお腹を含まらせることができるパンが気楽でいいですよね!
そんなパンの歴史はとても古く、スイスにあるトゥワン遺跡からは約紀元前3700年頃の層から灰の下やパン窯のような設備で焼いたとみられるパンが発掘されています。
日本へ初めてパンが入ってきたのは、安土桃山時代のことです。南蛮人の渡来で、ポルトガル人によって持ち込まれました。
しかし当時の日本人の味覚に合わなかったことと、江戸時代に入ってキリスト教が禁止されると、キリスト教の祭祀に使われるパンは人々から忌避されたことから、普及することはありませんでした。
日本に本格的にパンが普及するようになったのは、明治時代に入って文明開化してからです。
1874年に木村屋總本店が日本人の味覚に合うようにあんパンを開発し、現在までつながる爆発的なヒットとなってから、日本人の食卓にパンが頻繁に上がるようになりました。
更に戦後の食糧難で、アメリカから寄付された小麦粉で、学校のパン給食が始まったことによって、多くに人がパン食に慣れ親しむようになったことが、ある意味世界でも独自の進化を遂げていると言われている日本のパン文化を育む要因となっていきました。
世界のパン事情を見回してみると、切ったパンの間に他の食材を挟むサンドイッチは一般的でも、パンの中にあんこや惣菜を入れて焼き上げる惣菜パンはとても珍しいそうです。
私たちのお腹も気持ちもたっぷりと満たしてくれるパン。
今日はどんな美味しいパンを食べましょうか!
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