4月10日 駅弁の日
4月10日今日は何の日でしょう?

4月10日は「駅弁の日」です。
4月は駅弁の需要拡大が見込まれる行楽シーズンであることから、「弁当」の「とう」から10日に、4と十を組み合わせると「弁」に見えることから、4月10日に日本鉄道構内営業中央会が1993年に制定しました。
駅弁は鉄道の駅の構内や列車の中で、旅のお客さんのために販売されるお弁当です。
鉄道で旅に出ると、必ず食べたくなりますよね。
今は駅の構内にもキヨスクやコンビニ、喫茶店が入っていますから、わざわざ駅弁を買わなくても、お腹を満たすことはできますが、やはり旅の醍醐味のひとつはその地でしか味わうことができない、ご当地の駅弁を食べることです。
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宇都宮駅の開業に合わせて、日本鉄道から食卓を受けた旅館「白木屋」が、おにぎり2個にたくあんを竹の皮に包んだものを販売したことが最初だと言われています。
ただ、この時に販売されたのは、おにぎりとたくあんだけと言うシンプルなもので、現在のように折箱に入った幕の内風のお弁当の元祖は、1890年に姫路駅でまねき食品が発売したものが最初とのこと。
この時のメニューは、タイの塩焼き、伊達巻、焼き蒲鉾、出汁巻き卵、大豆と昆布の煮つけ、栗きんとん、ごぼうの煮つけ、少し甘みを付けて炊いたユリ根、薄味で煮つけたふき、奈良漬と梅干、黒ゴマを振った白飯。
今の時代に出されても、立派で美味しそうなメニューですね!
以前は数分の待ち合わせがある駅では、首からお弁当をたくさん掛けた売り子さんがホームを売り歩き、窓から買うスタイルが多くみられましたが、現在では新幹線や特急電車だけではなく、普通電車も多くが窓が開かない車両になってしまったので、この光景が見られることはなくなってしまいました。
また、キオスクや駅構内でのコンビニでの弁当やパンの充実に伴い、従来の駅弁の売れ行きは減少傾向にあり、業者の撤退も相次いでいます。
そこで近年は、電車の中で旅をしながら味わうお弁当だけではなく、郷土色あふれるご当地弁当として、駅弁を発展させていこうと言う動きが盛んになっています。
そこで現在では駅弁は鉄道の駅だけではなく、ドライブインやサービスエリア、デパートの催事、インターネット通販などでも購入できるようになりました。
いつでもどこでも、遠くの地方の味を堪能できるのが駅弁のいいところですよね。
今日はどこの駅弁を味わってみますか?
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