3月5日 スチュワーデスの日 : 今日は何の日 毎日記念日いろいろ
3月5日今日は何の日でしょう?
3月5日は「スチュワーデスの日」です。
1931年の3月5日に、日本で初めて実施したスチュワーデスの採用試験の結果がこの日に発表されたことにちなんでいます。
この時に採用試験を行ったのは、終戦まで日本に存在していた航空会社・東京航空輸送会社と言う会社です。
スチュワーデスと言う職業は、民間航空機内で乗客に様々なサービスをする人の事ですよね。
最近ではスチュワーデスとはあまり言わずに、キャビンアテンダントとかフライトアテンダント、客室乗務員と言う言葉を良く使うようになりました。
スチュワーデスと言う言葉は、もともとは船舶の司厨員を表す「スチュワード」の女性形です。
男性客室乗務員の事をスチュワードと呼ぶのはこのためです。
日本航空では1998年に「スチュワーデス」という呼び方を廃止しています。
しかし、完全にこの言葉が使われなくなったわけではなく、今でもマスコミなどで使われていることから、今後も完全消滅する可能性は低いと思われます。
軍事目的や外交官のためだけではなく、一般人を対象とした民間航空機での輸送サービスが始まったのが1919年のことでしたが、客室内サービスが始まったのも、この時からでした。
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世客室乗務員の登場は、1922年にデイムラー・エアハイヤー(現在のブリティッシュ・エアウェイズ)がキャビン・ボーイズと呼ばれる少年3人を搭乗させたことが、世界で初めての事だと言われています。
しかし、このキャビン・ボーイズは特に客室乗務員としての訓練を受けていたわけではなく、単なるお飾りだったようです。
本格的に訓練された客室乗務員が搭乗したのは、1929年の事でした。
パンアメリカン航空が本格的に訓練されたスチュワードを搭乗させました。
若くてハンサムでテキパキとよく気が付くスチュワードは、好感が良い男性の代名詞ともなりました
女性のスチュワーデスが搭乗したのは、1930年の事です。
アメリカのボーイング・エア・トランスポート社(現在のユナイテッド航空)が、当時まで危険な乗り物として認識されていた飛行機の安全性をアピールするために、元看護師の女性を客室乗務員として搭乗させました。
客室乗務員は機内サービスを行うことが主な仕事だと思われていますが、「サービス要員」ではなく「保守要員」として搭乗しています。
これは、万が一の事態の時に対応することが最も重要な任務であるからです。
飛行中の機内で事故が起きた場合には、非常用設備の使用を乗客に指示し、非常口の開閉を判断、操作し、乗客を安全に誘導することが最も重要な仕事です。
また機内で犯罪行為が行われた場合にも、率先して対応しなくてはなりません。
こういった観点から考えると、客室乗務員は女性よりも男性の方が適しているように思われますが、現在では男性の客室乗務員の数はとても少なく、場合によっては日本国内の航空会社にも関わらず、日本人の男性客室乗務員が搭乗してないこともあります。
ハイジャックが起きてしまった時には、女性の客室乗務員では対処ができずに、乗り合わせた男性の乗客が対応することがしばしばあります。
このことから男性客室乗務員の数を増やすべきだ、という意見もありますが、なかなか男性の起用が進んでいないのが世界的な現状です。
安全な飛行だけではなく、客室内の安心安全を守るためにも、男性の客室乗務員や警備員の搭乗をもっと積極的に検討して欲しいものですね!
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