今日は何の日 毎日記念日いろいろ

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3月19日 ミュージックの日 : 今日は何の日 毎日記念日いろいろ


3月19日今日は何の日でしょう?
3月19日 今日は何の日 毎日記念日いろいろ ミュージックの日


3月19日は「ミュージックの日」です。

音楽関係者の労働団体である日本音楽家ユニオンが1991年に「ミュー(3)ジック(19)」の語呂合わせから制定しました。

私たちの日々の生活に大きな潤いを与えてくれる音楽。

街中には、心地のいいBGM(バック・グラウンド・ミュージック)が流れていますよね。

お気に入りの音楽を携帯音楽プレーヤーやスマホに入れて持ち歩いて、通勤通学の時などに楽しんでいる人もたくさんいます。

カラオケでお気に入りのあの曲を歌って、日々のストレスを発散している人もいることでしょう。

音楽が無い日常なんて、正直なところ考えることもできません。

そんな心を豊かにしてくれる音楽を作り出す音楽家の労働団体があるなんて、ちょっと意外に思う人も多いことかと思います。


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演奏家や作曲家たちは、音楽に関することは人並み外れた才能を持っていても、法律やお金のこと、事務的なことについては苦手とする人も多くいます。

そのためにかつては足元を見られるような形で、出演料やレコードの二次使用についての契約で不利な契約や労働条件をのまされることもあったようです。

こういった現状に日本で最初に異議を唱え行動を起こしたのが、1972年に日本フィルハーモニー交響楽団で起きた「日フィル争議」です。

日本フィルハーモニー交響楽団は1956年に文化放送が設立し、文化放送とフジテレビからの放送料で運営されてきたオーケストラでした。

しかし日フィル争議の前年の1971年に楽団員たちが労働組合を結成し、ストライキを敢行したことが原因で、1972年に一方的な楽団の解体と、楽団員たちの解雇が通告されてしまいました。

これは日々放送局のために一生懸命に演奏をしている楽団たちに、放送局側は労働権を認めないと言っているのと同じことです。

新しいオーケストラの結成に加わるために離れた楽団員もいましたが、楽団員の3分の2は楽団と労働組合に残り、裁判所に解雇不当の訴えを起こします。

日本フィルハーモニー交響楽団は自主演奏会などで運営資金を稼ぎながら10年以上裁判を続け、1984年にようやく和解が成立しました。

しかし、人々の生活に潤いと喜びをもたらすはずの音楽でこれ以上の争いを生み出すことは望ましくありません。

そこで個人で活動している人が多い音楽業界では、不利な契約や労働条件をのまされている人たちも多くいる現状を変えるために、NHK.・民法・日本レコード協会と音楽家との間に立って、出演料やレコードの二次使用料、オーケストラに所属する音楽家の労働条件の交渉などを行うために、音楽家のための労働組合、日本音楽家ユニオンが結成されました。

このユニオンに所属しているのは、クラシック系のオーケストラの楽団員やスタッフだけではありません。

指揮者やソリストといった個人での活動が主体になる人や、ジャズやポピュラー系のミュージシャン、自宅教室の指導者まで、音楽に携わる仕事を幅広く受け入れいています。

毎年3月19日のミュージックの日には、全国でコンサートなどのイベントを開き、日本の音楽文化と音楽家の現状についての理解を広く求める活動をしています。

私たちが日々楽しんでいる音楽の裏には、音楽家やスタッフたちの並大抵ならぬ努力が隠されていることに感謝して、今日も音楽を楽しみましょうね♪




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