今日は何の日 毎日記念日いろいろ

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3月13日 青函トンネル開業記念日 : 今日は何の日 毎日記念日いろいろ


3月13日今日は何の日でしょう?

3月13日 今日は何の日 毎日記念日いろいろ 青函トンネル開業記念日


ウイキペディアより引用)


3月13日は「青函トンネル開業記念日」です。

1988年の3月13日に、青函トンネルを通るJR津軽海峡線が開業したことに因んでいます。

青函トンネルは青森県の津軽半島にある今別町と北海道の渡島半島にある知内町とを結ぶ、海底の下、約100mの地下に掘られた、全長53.85kmの海底トンネルです。

開業以来、交通機関用のトンネルとしては世界最長の長さを誇っていましたが、57kmのスイスのゴッダルドベーストンネルが開業すると、世界一の座を譲り渡すことになります。

青函トンネルには電車の線路の他、光ファイバーケーブルが敷設されていて、本州と北海道を結ぶ電信・電話通信にも重要な役割を果たしています。

かつては北海道と本州の青森を結ぶ交通手段としては、青森駅と函館駅を結ぶ鉄道連絡船として、青函連絡船が運行されていました。


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この青函連絡船には列車の車両を丸ごと積み込むことができたので、貨物などの入れ替えの手間なく本州と北海道を結ぶことができていました。

しかし連絡船では天候や海の状況によって運行が大きく左右されます。

実は青函トンネルの構想は戦前からなされていました。

1923(大正12)年には初めて構想されており、1939(昭和14)年には具体的に計画され、戦後すぐの1946(昭和21)年にはすでに地上部の地質調査が始まっていました。

しかし地質調査や海底調査は行われてはいたものの、いつ実現するのか、具体的な見通しは全く立っていませんでした。

しかし1950年代には津軽海峡にしばしば朝鮮戦争によるものとみられる浮流機雷が流入し、連絡船にぶつかる危険性が増しました。

1954年には台風が接近しているのにも関わらず、判断を誤って出港してしまい洞爺丸他4隻の連絡船が遭難してしまう洞爺丸事故が起こりました。

洞爺丸の事故により、天候に左右されない陸上輸送を確立することの重要性を痛感すると、停滞していたトンネル建設計画が一気に具体的に進められるようになりました。

1961年に建設が開始されると、長い年月をかけて、1987年に完成しました。

しかしこの間に社会の様相は大きく変わり、本州と北海道を行き来する人の流れは、連絡船から飛行機へと大きく変わっていました。

また海底トンネルは常に流入してくる海水をくみ上げ続けなくてはならず、維持コストが膨大にかかることから、完成させても無用の長物になると言う人も現れ、一時は「昭和三大馬鹿査定」などと呼ばれたこともありました。(他の二つは戦艦大和・武蔵と伊勢湾干拓事業)

確かに旅客事業の面では飛行機の価格破壊が進んでいる現在、減少が進んでいますが、物流の面では貨物列車だけで1日に21往復が設定されています。

天候に左右されない安定した陸上輸送が可能になったことで、北海道の新鮮な農畜産物の本州への輸送量は確実に増えています。

また首都圏で印刷された雑誌類も船ではなく貨物列車で運べるようになったことから、発売日のタイムラグが以前に比べてずっと少なくなっています。

現在のところまだ青函トンネルの収支は赤字が続いていますが、北海道新幹線の開業により、減少が続いていた旅客数の増加も見込めることから、今後の活用にますます期待が高まります。




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