2月2日 麩の日 : 今日は何の日 毎日記念日いろいろ
2月2日今日は何の日でしょう?
2月2日は「麩の日」です。
「ふ(2)」の語呂合わせで、協同組合全国製麩工業会が制定しました。
麩と言う食べ物は、ちょっと不思議な食べ物ですよね。
料理をする前は固くポロポロと簡単に崩れそうになるのに、水に浸すとやわらかくなって、口の中に不思議な食感を広げてくれます。
麩は小麦粉から作られているのですが、小麦粉の中でも粘り気を与えるたんぱく質グルテンが主原料になっています。
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小麦粉から麩の原料を作る方法は、小麦粉に食塩水を入れてよく練って、パン生地のようにした後で、布の袋に入れて水の中で揉みます。
すると、デンプンだけが水に溶けて流れ出し、粘りの元であるグルテンだけが袋の中に残ります。
そのグルテンを形を整えてから蒸したものが麩になるのですが、グルテンだけだと固く粘り気がありすぎるので、固さを調節するときに、一度流したデンプンを再び加えて用途に合わせて固さを調節して、形を整えて蒸したものが麩になります。
溶けだしたデンプンを乾燥させるとお菓子作りなどで使われる浮き粉になります。
水に戻すと、独特のモチモチ感がある麩。
中国では「麺筋」と呼ばれていて、歴史をたどると西暦1000頃に栄えた宋代にかかれた「夢渓筆談」という書物に「麺筋」という言葉が記されています。
日本には小麦粉の伝来とともに伝わってきたと言われていて、鎌倉時代にはすでに食べられていたようです。
軽くてふわふわした食感からはちょっと意外なのですが、麩には栄養が豊富に含まれています。
麩の主成分であるグルテンはたんぱく質の一種なので、たんぱく質が豊富に含まれていて、精進料理では肉の代わりの蛋白源として使われています。
その上ミネラル分も多く含んでいます。
また製造過程でデンプンを流していることから、カロリーや脂肪が低く、ダイエット食としても注目されています。
人間の身体にはたんぱく質が必要ですが、たんぱく質を豊富に含む、肉や魚を食べると脂肪分を余計に摂りすぎることがあります。
しかし、植物性蛋白質が豊富な麩は低脂肪食品な上に、カロリーが高い炭水化物のデンプンを取り除いているので、ダイエットしたい人にはぜひお勧めです。
意外に健康パワーが強い麩。
今夜のおかずにいかがですか?
2月2日今日は何の日?毎日記念日いろいろ!
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