1月11日 塩の日 : 今日は何の日 毎日記念日いろいろ
1月11日今日は何の日でしょう?
1月11日は「塩の日」です。
日本で有名な「敵に塩を送る」という言葉の元になった、戦国武将の上杉謙信が敵であった武田信玄に塩を送ったのが、1569年の旧暦1月11日だと言う故事に由来しています。
武田信玄の頃には、甲斐の国、現在の山梨県は金の産出で有名でしたが、海のない山国だったために、塩を作ることができなかったんですね。
もちろん山で採れる岩塩などの塩もありますが、山梨県では岩塩は取れません。
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日本海側に出ようとすれば、越後(現在の新潟県)に上杉謙信がいます。
海から塩が届けられる道を封じられてしまって、本当に困ってしまったんですね。
ここで放っておけば、武田軍は全滅してしまったのでしょうが、そこで情けを掛けて塩を送ったのが上杉謙信でした。
でも、なぜそこまで人間の身体にとって塩って大切なんでしょうか?
何か大きな災害にあって、食べ物が食べられなくても、水と塩さえあれば1週間から10日間は生き延びられると言われています。
それほどまでに塩と言うのは、生物にとって大切な物質なんですね。
人間の身体は約3分の2が水分でできていますが、その水は真水ではありません。
指を切ったりしたときに、血をなめてみると、ちょっとしょっぱい味がします。
血液や消化液など、体の中にある水分は必ず塩分を含んでいます。
この塩分は、細胞の中の水分量を調節して、細胞が縮み過ぎたり膨らみ過ぎて壊れたりしないように調整する役割や、消化や吸収、神経伝達を助ける役割を持っています。
塩分はミネラル分ですから骨の中にも蓄えられていますが、血液中の塩分が不足すると、骨に蓄えられている塩分を溶かして、血液中の塩分を補います。
近年、高血圧を予防するために、塩分を摂りすぎないようにとよく言われていますが、逆に塩分が不足し過ぎてもいけません。
塩分が不足すると、脱水症状で頭痛や吐き気がしたり、血圧が低下して立ちくらみを起こします。
また倦怠感や眠気に襲われたり、精神的に不安定になります。
塩分が不足すると筋肉の働きが悪くなるので脱力感も感じます。
塩分の過剰摂取も身体には良くありませんが、極端に塩分を控えすぎるのも身体によくありません。
適切な味付けで、美味しく健康的な食事を心がけたいものですね!
1月11日今日は何の日?毎日記念日いろいろ!
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