12月9日 国際腐敗防止デー
12月9日今日は何の日でしょう?
12月9日は「国際腐敗防止デー」です。
2003年の12月9日に公務員などによる賄賂などの経済犯罪を国際的に防止するための国際腐敗防止条約が調印されたことを記念して制定された、国際デーの1つです。
公務員に賄賂を渡すことで、自分の企業に有利な取り計らいをしてもらおうとする汚職や、公務員による違法な公金の使い込みである横領、またそういった不正な手段で得た利益を正当なお金の流れと見せかけるための資金洗浄と言った、公務員が関わるお金に関する犯罪は後を絶ちません。
これは実際にお金を動かす企業と、大規模な公共工事に関する決定権を持ち、さまざまな規制や法律を動かす行政権を持つ公務員とが、国民の目から見えないところで自分の利益や思惑で結託してしまうことから生まれることですよね。
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だって、苦労して研究開発をして製品やサービスの質の向上を図るよりも、公務員にお金を渡して取り計らってもらった方が有利に働くのなら、企業は自分のところで作る製品やサービスの質の向上に努力するのではなく、どうやってばれないように公務員に賄賂を贈ろうか、と言うことを考えるようになってしまいます。
健全な社会の発展と言うことを考えると、やはり公正で健全な競争に則った経済活動がなされなければなりません。
また、グローバル化が進み、国際間の経済取引が盛んになった今日では、国境を越えた経済犯罪というものも問題となっています。
そうして得られた資金の一部が、テロリストに流れたり、本来そのお金や商品を必要としている人の元に届かずに一部の政治家などの懐に入ってしまうこともあります。
こうしたことを防ぐ目的で、国連で採択されたのが国際連合腐敗防止条約です。
経済活動と言うのは、必要なモノやサービス、労働力が、必要な人や場所に適切に届いてこそのものです。
世の中から腐敗をなくし、経済犯罪を防ぐことで健全な社会の構築に努めたいものですね。
12月9日今日は何の日?毎日記念日いろいろ!
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