12月8日 針供養の日
12月8日今日は何の日でしょう?
12月8日は「針供養」の日です。
針仕事の上達を祈願するために、折れたり曲がったりした針を豆腐などに刺して、神社に奉納する日です。
地域によっては2月8日に行うところもあります。
今ではお店に行けば洋服も下着も安く買えるようになったので、普段から生活のために裁縫をすることはなくなりましたね。
しかし、戦前から戦後にかけて小学校に通っていた女の人と言うのは、まだまだ日常生活の中で自分や家族が着る服や下着を自分で作ることが当たり前だったために、裁縫をすることが日常の事でした。
スポンサーリンク
そんな折れたり曲がったりした針をただ捨てるのではなく、感謝の気持ちを持って供養すると言う風習が日本全国にあります。
供養のやり方は、地域によって特色があり、豆腐やこんにゃくの様にやわらかいものに刺して神社やお寺に奉納したり、川や海に灯篭流しの様に流すことで供養すると言う地域もあります。
また富山県や石川県では針に触れないようにする、と言う風習が残っていて、この日は「針歳暮」と呼ばれ、まんじゅうや大福を食べたり知人に贈ったりします。
現在では家庭で針仕事をしなくなったので、一般家庭で針供養が行われることは少なくなりましたが、服飾業界ではいまだに根づいていて、和裁や洋裁の専門学校や企業では現在でも広く行われています。
日常の中では針供養はあまり目にすることはなくなりましたが、使えなくなったものにも感謝の気持ちを持って供養する、というモノを大切にする気持ちと言うのは、普段から持ち合わせていたいものですよね。
針だけではなく身近なものにも感謝できないか、ちょっと振り返ってみてはいかがでしょうか?
12月8日今日は何の日?毎日記念日いろいろ!
スポンサーリンク