12月7日 国際民間航空デー
12月7日今日は何の日でしょう?
12月7日は「国際民間航空デー」です。
1944年の12月7日に国際民間航空機関(ICAO)の設立を定めた「国際民間航空条約」の署名が行われたことを記念して、1992年のICAO総会で制定し、1994年から実施されています。
今では海外旅行だけでなく、日本国内であっても本州から北海道や沖縄に旅行に行くときなど、多くの人が民間機を利用しますよね。
豪華客船の旅、と言うのもありますが、時間に追われる現代人は、船旅でのんびり行こう、と言う人はあまり多くはないでしょう。
またグローバル化が進み、仕事に国境が無くなりつつある今日、世界を股にかけて活躍している多くのビジネスマンやビジネスウーマンが毎日のように飛行機を利用しています。
飛行機の歴史と言うのは、ライト兄弟が1903年に「ライトフライヤー号」で世界で初めての有人飛行を実現させてから始まりました。
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一般人を運ぶための旅客機として初めて飛行機が運用されたのは、第一次世界大戦後の1919年の事でした。
しかしこの時に利用された飛行機はベルサイユ条約による軍縮によって、軍隊から民間へ払い下げられたプロペラ式の軍用機そのままでした。
座席には覆いが無く、人の身体が風雨にさらされるものだったので、民間の一般客もパイロットと同じようにヘルメットとゴーグルを装着しました。
この時期に飛行機に乗る客と言うのは、戦後処理のために素早い移動が必要な政治家や、ビジネスを迅速に進めたいビジネスマン、大金を払ってでも命を懸けた冒険をしたい金持ちに限られていました。
まだ安全性に疑問があった飛行機に乗る、という行為は命を懸けたものだったのです。
1920年代になると本格的に旅客機の製造がおこなわれるようになり、1930年代になると主にアメリカ主導で旅客機の輸送が世界的な広がりを見せるようになりました。
しかし、飛行機と言うのは世界を1つに結ぶ貴重な乗り物ですが、万が一事故が起きるとその被害の大きさは、自動車や列車とは比べ物にならない程大きくなります。
そこで、1944年に国際民間航空条約を定めました。
この条約の中では、「運行乗務員(運航乗務員は必ず運行の基本技術を身に付け免許証を取得していること)」、「飛行と操縦(飛行のためのオペレーターが必要なこと)」、「耐空性(飛行機は耐空性の証明を必要とすること)、「空港(加盟国は必要最小限の設備を備えた空港を整備すること)」、「航空交通管理(国の領空の航空ネットワークを管理すること)」の5つが加盟国には義務付けられました。
私たちの便利な生活も、民間機の活躍によるところが大きいですよね。
今日はそれに飛行機雲を見つけたら、どこからどこまで行く飛行機なのか、思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
12月7日今日は何の日?毎日記念日いろいろ!
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