12月3日 奇術の日
12月3日今日は何の日でしょう?
12月3日は「奇術の日」です。
奇術を行う時に「ワン・ツー・スリー」という掛け声をかけることにちなんで、日本奇術協会が1990年に制定しました。
「奇術」という言葉はあまり使いませんが、マジックとか手品と言えばすぐにわかりますよね。
もうすぐクリスマスや年末年始。
パーティや忘年会新年会で人が集まる機会が多くなるこの季節です。
パーティの余興として手品を練習している人も多いのではないでしょうか。
世界的にみると、マジックの歴史と言うのはとても古いものです。
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また、紀元前1700年頃のものと考えられている同じく古代エジプトのパピルスに描かれた書物には、ファラオの前で奇術師が奇術を行っている様子が詳しく描かれています。
このことから、この頃には奇術で生計を立てる人が既に存在していたと考えられています。
奇術(マジック・手品)というのは、目の錯覚や人間の心の思い込みを利用して、合理的に説明できる現象をあたかも実現不可能な不思議なことに見せる技だということは、今では多くの人が頭では理解できていることだと思います。
(それでもついつい騙されてしまうのですがね^^;)
しかし古代には権力者が自分のカリスマ性を高めるために利用することもありました。
現実には起こりえないことをあたかも簡単に行える人、と言う風に民衆に思い込ませることでカリスマ性を高めて、権力の維持に利用したのです。
1584年にはイギリスでレジナルド・スコットと言う人が世界で最古の記述解説書と言われる「妖術の開示」と言う本をロンドンで出版しました。
しかし権力者にとっては不都合な内容だったために、ジェームズ1世は王位に就くとこの本を異端の書として燃やすように指示したほどでした。
西洋では権力者のカリスマ性を高めるために利用されてきた奇術でしたが、一方で日本では純粋な芸能や娯楽として発展してきました。
日本に奇術が伝来したのは、奈良時代に唐から仏教とともに伝わってきた「散楽」が始まりとされています。
能や狂言の元とも言われる散楽を源流に持つ奇術は大衆芸能として発展し、戦国時代には芸として完成しました。
今ではテレビで種明かしもされるようになった手品やマジックですが、原理はわかっても、なかなかプロのように上手くだますことはできませんよね。
忘年会や新年会でタネや仕掛けがわかっちゃっても、それはそれでご愛嬌で笑って下さいね♪
12月3日今日は何の日?毎日記念日いろいろ!
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