12月26日 プロ野球誕生の日
12月26日今日は何の日でしょう?
12月26日は「プロ野球誕生の日・ジャイアンツの日」です。
1934年の12月26日にアメリカのプロ野球と対戦するために、現在の読売ジャイアンツの前身となる日本最古のプロ野球チーム大日本東京野球倶楽部が創立されたことに由来しています。
野球はアメリカ発祥のスポーツですよね。
その起源は良くわかっていませんが、イギリスから渡ってきた移民が、イギリスの球技で、棒で転がってきたボールを打つクリケットなどの球技を元に変化させて、別の競技として形が完成されていったものと考えられています。
1830年代から40年代頃には原型が完成し、アメリカの北部で盛んになりました。
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1869年には世界で初めてのプロ野球チームであるシンシナティ・レッドスットキングスが設立され、世界で初めてのプロ野球リーグが設立されました。
世界初のプロ野球リーグは5年で破たんしましたが、その5年後には現在のアメリカのメジャーリーグにつながらるナショナルリーグが設立され、野球は人気スポーツとして発展していきます。
日本に伝わってきたのは、ちょうどアメリカでプロ野球が始まったころだと言われています。
この頃に日本にやってきたアメリカ人によって伝えられ、日本でもすぐに大人気になりました。
明治時代の俳人であり歌人であった正岡子規は、野球が日本に入ってきたころの、日本の野球の歴史の中の最初期の選手の1人で捕手をしていたことが知られています。
生粋の文学少年であり、他のスポーツには一切目もくれなかった正岡子規が、野球に夢中になっている姿は、他の文学仲間からは理解できない姿に映ったとも言われています。
日本にプロ野球が誕生するきっかけとなったのは、1931年に読売新聞の社長であった正力松太郎がアメリカの大リーグ選抜を日本に招へいして、大学の強豪チームと試合を行ったことでした。
この興業が大成功したことから、翌年も大リーグ選抜を招へいしようとしましたが、文部省から学生とプロとの試合を禁じられてしまい、それが叶わなくなりました。
そこで大リーグを日本にもう一度呼ぶために、日本にも大リーグと同じ、職業野球チームを結成することになりました。
1934年の6月から職業野球団発足の準備と選手獲得が始まり、その年の10月にはチームが結成され、翌月の11月に大リーグ選抜が来日し、全国で15試合が行われました。
試合の結果は大リーグの圧勝でしたが、当時の大リーグの大スターであったベーブ・ルースやルー・ゲーリックを擁した大リーグ選抜のプレーは、日本人の心をがっちりとつかみました。
この時のチームを元に、12月26日には大日本東京野球倶楽部が結成され、翌年1935年の2月にはアメリカ遠征を果たします。
アメリカ遠征の際に、アメリカ人にもわかりやすいようにとのことで「東京ジャイアンツ」と言う呼称で試合を行い、それを日本に帰ってきてから「東京巨人軍」と訳したことで、巨人軍が正式にスタートしました。
7月に帰国した後、全国各地を転戦して地元のチームとの対戦を重ねたことで、職業野球団が各地に誕生するきっかけとなりました。
その翌年1936年2月に日本職業野球連盟が結成されました。
2月9日に名古屋で日本で初めてのプロ球団同士の試合である、巨人軍 対 名古屋金鯱軍との試合が行われ、ここに日本プロ野球の歴史が幕を開けたのです。
今でもプロ野球選手は子供たちの憧れで、プロ野球選手たちの豪快かつ緻密なプレーは大人もワクワクドキドキします。
長い長い歴史を持つプロ野球の歴史が始まった今日のこの日は、今年の名場面を振り返ってみましょうか?
12月26日今日は何の日?毎日記念日いろいろ!
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