12月19日 国際南南協力デー
12月19日今日は何の日でしょう?
12月19日は「国際南南協力デー」です。
1978年の12月19日に、国連総会でブエノスアイレス行動計画と発展途上国の技術協力の推進と実施されたことを記念して、2004年の国連総会で制定されました。
「南北問題」という言葉は良く聞きますが、南南問題と言う言葉はご存知でしたか?
南北問題と言うのは16世紀の大航海時代から18世紀の産業革命にかけて、北半球と南半球の国々の間に大きく広がった経済格差の問題です。
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一方で「南南問題」という言葉は、1970年代から80年代にかけて言われるようになった問題です。
南北問題において開発途上国とされてきた国々の間にも、経済格差が生じたことによって生じてきた問題の事を指します。
南北問題は主に開発途上国にあった原料供給地から先進国が不当に安く原材料を輸入していたことで生じましたが、1970年代のオイルショック以降、原料価格のコントロールを輸出国が主導するようになりました。
すると発展途上国とされてきた国の中でも、資源を持つ国々が経済的に豊かになり、世界経済へ大きな影響力を持つようになりました。
一方で石油や鉱物などの資源を持たない国々では、このような経済発展の恩恵にあずかることができずにいます。
特にサハラ砂漠以南のアフリカ地域の国々や、東南アジアの一部の国々では政情不安ももあり、経済的な自立を達成することがいまだにできずにいます。
この問題を解決するためには、政治や経済の安定を図ること、中等教育を普及させ、子ども達や若者に自立した生活を送るために必要な適切な職業訓練を受ける機会を与えることなど、やらなくてはならない課題が山積みです。
一人ひとりの力は小さいですが、何か私たちにもこのような問題を解決するためにできることはないか、今日はちょっとだけ、考えてみませんか?
12月19日今日は何の日?毎日記念日いろいろ!
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