今日は何の日 毎日記念日いろいろ

スポンサーリンク

12月17日 飛行機の日


12月17日今日は何の日でしょう?

12月17日 今日は何の日 毎日記念日いろいろ 飛行機の日


12月17日は「飛行機の日」です。

1903年の12月17日に、ライト兄弟がアメリカのノースカロライナ州にあるキティホークと言う街で、人類で初めての制御された動力による飛行機の飛行に成功させました。

ライト兄弟が飛行機の研究にいそしんでいた19世紀後半というのは、産業革命による動力革命が終焉を迎え、陸上には蒸気機関車や自動車が、海や河川では蒸気船が我が物顔に走り回る、と言う時代に入っていました。

陸と水上を制覇した人類が、次に空に向かうのは当然のことで、この当時多くの発明家たちが飛行機の開発にいそしんでいました。

ミルトン・ライト牧師の5人の子供の三男と四男として生まれた兄のウィルバーと弟のオーヴィルも、そんな飛行機開発の夢に取りつかれた発明家の1人でした。

2人とも小さいころから機械をいじったり、モノを作ったりすることが大好きで、大きくなると兄弟二人で「ライト自転車商会」と言う自転車屋さんを始めます。


スポンサーリンク



発明やモノづくりが大好きな2人は、ここで最新式の自転車を作って販売し、お客さんからとても高い評判を得ていました。

2人が飛行機作りに目覚めたのは1986年の事です。

この年にドイツの飛行研究家リリエンタールがグライダーで飛行中に墜落死した、と言うニュースが、2人に飛行機開発への決意を固めさせたのです。

航空知識など全くなかった2人でしたが、図書館で資料を取り寄せたりして勉強しながら、研究やグライダーを作って飛んで、飛行技術の習得に務めました。

有名な科学者たちがことごとく失敗を重ねていた飛行機作りでしたが、2人はある時ふと、いつでも自分の行きたいところに自由自在に羽ばたいていく鳥の羽の構造に目を止めました。

鳥の羽を観察してみると、わずかですがねじれがあります。

このねじれの発見が他の人が誰もが成し遂げなかった、動力飛行成功のカギとなり、主翼をわずかにねじることによって、制御された動力飛行を実現することができたのです。

人類初の飛行はわずか12秒という短いものでしたが、有名な科学者や発明家ができなかったことを、どうしてライト兄弟は成し遂げることができたのでしょうか。

最大の要因は2人の飽くなき探求心だったことは間違いありませんでしたが、他にも要因があったと言われています。

まずは莫大な費用が掛かる飛行機開発ですが、2人には繁盛している自転車屋さんと言う商売があり、資金のねん出が研究一辺倒の研究者よりも容易だったことです。

また普段から自転車の開発や製作をしていたことで、プロペラをチェーン駆動させるなど、自転車の技術を活用することが出来ました。

他にも、普段からグライダーで飛行実験を重ねていたために、オーヴィルには巧みな飛行技術が備わっていたこともあります。

後年、ライトフライヤー号を復元して飛ばそうとしましたが、現在のパイロットには飛ばすことができなかったそうで、ライトフライヤー号を飛行させたはオーヴィルの操縦技術の高さに驚嘆したそうです。

世界で初めて飛行機を飛ばすことに成功したライト兄弟でしたが、飛行成功の後の人生は幸せなものとは言えなかったようです。

ライト兄弟の飛行成功の後、世界の飛行機開発は一気に進展し、兄弟の技術はすぐに時代遅れのものとなってしまいました。

また、2人の特許を奪おうとする人物に執拗に攻撃され、アメリカでは成果が認められなかったこともあり、オーヴィルは晩年に飛行機を発明したことを後悔している、と言う発言をしています。

その後、アメリカでの兄弟は名誉は無事に回復されましたが、すでに兄弟は亡くなった後でした。

純粋な思いで開発をしたのにもかかわらず、その後は故郷アメリカでは認められることなく終わってしまったライト兄弟。

しかし、ライト兄弟が記した一歩があったからこそ、現在の1つにつながった世界が出来上がっているのです。

飛行機に乗る予定がない人も、今日は飛行機雲を見つけたら、ライト兄弟の功績に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?



12月17日今日は何の日?毎日記念日いろいろ!



スポンサーリンク



スポンサーリンク


当サイトに掲載しているイラスト・写真・画像で引用元の記載がないものは、無料素材のイラストAC様、写真AC様、シルエットAC様に掲載の素材を使わせていただいております