12月11日 胃腸の日
12月11日今日は何の日でしょう?
12月11日は「胃腸の日」です。
「い(1)に(2)い(1)い(1)」のゴロにひっかけて、日本大衆薬工業協会が2002年に制定しました。
私たちの体の中に普通にある胃腸。
胃腸の主な働きは、口から食べて体の中に入れた食べ物を栄養素まで細かく消化して、血液中に吸収することです。
私たちの身体を作り、健康を維持するために必要な栄養素や、日常生活を送るために必要なエネルギーを体内へ取り込むためにとても大切な器官ですよね。
でも身体の中にあるのが当たり前すぎて、普段あまり気にも留めない人が多いかも知れません。
それでも消化に悪い食べ物を食べたり、少し食べすぎたり飲み過ぎたりすると、すぐに体に不調のサインを送ってくれる大切な臓器です。
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でもどうしてストレスが胃腸に影響するのでしょうか。
その理由は胃腸と自律神経系の関係にあります。
自律神経系と言うのは自分の意志に関係なく働き続ける体の様々な機能、呼吸や心拍、循環、消化などをつかさどっています。
私たちが食べ物を食べた時に、自分の意志でコントロールできるのは、食べ物を口の中で噛む回数と、喉の奥に飲み込むタイミングだけですよね。
喉の奥に飲み込んで食道を通って胃に到達した後の食べ物の処理は、全て自律神経系によってコントロールされているのです。
この自律神経系はストレスを感じると乱されてしまいます。
ですから、ストレスによって自律神経系の働きが乱れることで、消化に関する働きも乱れてしまい、結果として胃腸の不調につながるのです。
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
活動をつかさどる交感神経が優位になる過ぎると胃の働きが鈍くなって、消化力が低下し、胃もたれが起きます。
リラックスをつかさどる副交感神経が優位になりすぎると、胃酸の分泌が過剰になりすぎて胃の粘膜を荒らしてしまいます。
健全な胃腸の働きを保つには、交感神経と副交感神経がバランスよく働くことが大切ですが、現代社会ではストレスの影響を受けずに生活することはちょっと難しいですよね。
でも胃に優しい食べ物を食べて、胃を守る努力をすることはできます。
胃に優しい食べ物とは、胃の粘膜を強くするウナギや、山芋などのネバネバ食品が良いと言われています。
また、キャベツに含まれているビタミンUも胃の粘膜を健康に保つ働きを持っています。
ついつい胃の調子が悪いと胃腸薬に頼ってしまいがちですが、普段の生活の中で出来るだけストレスを解消する工夫をしたり、胃に優しい食べ物を積極的に摂ったりして、健康で丈夫な胃を保つようにしてみてはいかがでしょうか。
12月11日今日は何の日?毎日記念日いろいろ!
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