今日は何の日 毎日記念日いろいろ

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11月25日 暴力廃絶のための国際デー


正しくは「女性に対する暴力廃絶のための国際デー


11月25日今日は何の日でしょう?
11月25日 今日は何の日 毎日記念日いろいろ 女性に対する暴力廃絶のための国際デー


11月25日は「女性に対する暴力廃絶のための国際デー」です。

1960年の11月25日にドミニカ共和国で反独裁政権運動をしていたミラバル3姉妹が、ドミニカ政権を握っていたトルヒーヨの命令によって殺害されたことを受けて、1999年に国連が制定しました。

ミラバル姉妹は、ドミニカ共和国に生まれた4姉妹です。

次女は反独裁政権活動には積極的にかかわってはおらず、生き残ることが出来ましたが、この事件で姉妹の3人が殺されてしまいました。

当時のドミニカ共和国は軍人から政治家に上り詰めたラファエル・トルヒーヨによる長期独裁体制でした。

トルヒーヨは個人崇拝を徹底させて、国家経済の多くを私物化して国民を苦しめていました。


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ミラバル姉妹の父はドミニカ共和国の国内で事業に成功し、ミラバル一家は上流階級の家庭でしたが、トルヒーヨ政権に財産のほとんどを奪われてしまいます。

このことで姉妹の中の長女、三女、四女はドミニカの経済を混乱させ、国民に来るし生活を強いているのはトルヒーヨが原因であると考えるようになり、トルヒーヨの独裁を終わらせるための反独裁政権運動に情熱を燃やすようになります。

この時には3姉妹は既に結婚して子供もいましたが、3人の夫は全員収監され、姉妹のうち2人も何度も投獄され、拷問を受けました。

それでも3姉妹は屈することなく独裁政権と闘い続けましたが、業を煮やしたトルヒーヨは3姉妹を殺害してしまいます。

獄中の夫を訪ねた帰りに男たちに3姉妹を襲わせて殺してしまったのです。

3姉妹を葬り去ったことで政権が安定すると考えたトルヒーヨでしたが、かえってこのことが国民の怒りに火を点けて、半年後には暗殺されてしまうことになります。

その後ドミニカ共和国は内戦などを経て、民主主義国家となっていますが、3姉妹の勇気ある活動がその原点になっていることは間違いがないでしょう。

ミネルバ3姉妹の様に、国を守るための戦いではなくても、女性に対する暴力は大なり小なり日々起きています。

男性と女性がいたら、どうしても男性の方が力が強いですよね。

その力を暴力ではなく、もっと大切なものを守るために使うことが出来たら、きっとこの世の中はもっともっといいものになっていくのではないでしょうか。



11月25日今日は何の日?毎日記念日いろいろ!



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