11月10日 エレベーターの日
11月10日今日は何の日でしょう?
11月10日は「エレベーターの日」です。
1890(明治23)年の11月10日に、東京浅草の凌雲閣に日本に初めての電動式エレベーターが一般公開されたことにちなんで、日本エレベーター協会が1974年に制定しました。
マンションの上層階に住んでいる人にとっては、生活に欠かすことができないエレベーター。
最近では、介護を必要とする人の増加により、一般住宅にもエレベーターを設置する人も増えてきています。
また自宅でエレベーターを使う必要がない人でも、買い物などで大きなデパートやショッピングモールに行けば、必ず使いますよね。
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さて、こんな便利なエレベーターですが、実は意外に歴史は古く、人力式のものが紀元前には発明されていました。
古代ギリシャの天才科学者アルキメデスが滑車を利用して発明しています。
古代ローマ時代には、ローマ皇帝ネロが宮殿内で人力エレベーターを利用していた他、コロッセオでは闘技場があるフロアまで、剣闘戦士や猛獣を入場させるのに使っていました。
中世になると人力ではなく、釣合い重りを使うエレベーターが、19世紀に入ると水圧や蒸気機関を動力として利用するものが発明されました。
しかし、水圧式や蒸気機関はスピードが遅い上に、安全性に問題があり、冬に水が凍結すると使えなくなる、と言う不便がありました。
1889年に電動式のエレベーターが開発され、電力が安定供給されるようになると、電動式が一般的になりました。
電動エレベーターの普及により、上下の移動が簡単になったことから、建物の高層化が進み、20世紀に入るとビルの高さを競うような風潮が一気に広がりました。
現在でも超高層ビルや超高層タワーの高さを競っていますが、それはエレベーターの発展があってこそのものだったのです。
人力でエレベーターを動かしていた時代があったとは驚きましたが、人力から現在の高速エレベーターまで発展してきた歴史はとても面白いものだと思います。
今度エレベーターに乗る機会があったら、そんな人類が培ってきた知恵を感じてみたいと思います。
11月10日今日は何の日?毎日記念日いろいろ!
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