10月9日 世界郵便デー
10月9日今日は何の日でしょう?

10月9日は「世界郵便デー」です。
1874年10月9日に万国郵便連合が発足したことを記念して、1969年に「万国郵便連合記念日」として制定され、その後1984年に「世界郵便デー」と変更になりました。
今ではインターネットの発達により、パソコンやスマホやタブレットがあれば、世界中どこでも通信料無料でメールなどの文字情報だけではなく、スカイプで音声通話やテレビ電話も簡単にできるようになりました。
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日本国内だけではなく、世界中ほとんどの国にまんべんなく手紙を届けることができる郵便制度。
人と人との絆を繋ぐのに欠かすことができない、この近代の郵便制度は1840年にイギリスで確立されたものが元になっているとされています。
ちょっと不思議に思いませんか?
宅配便だと運んでもらう距離で料金が大きく違って来るのに、郵便だと全国一律です。
しかもハガキは52円、封書でも普通サイズなら82円で送ってくれます。
海外に宛てても、ハガキなら70円で、手紙でも90円で送ることができます。
国内郵便は徐々に料金が上がってきているとはいえ、やはり格安で送ることができることには間違いがありません。
どうして宅配便みたいに距離に応じて料金を変えないのでしょうか?
それは、事務手続きを簡素化した方が、手間や経費が掛からないからです。
もしも距離によって郵便料金を変えたとしましょう。
郵便制度ができたのはまだ現在の様にコンピュータやネットワークが整っていない19世紀の事です。
宛先を確認して、料金を計算して、お金を精算して……
窓口での受付手続というのはものすごく煩雑になりますよね。
人件費や事務経費が膨大に膨れ上がります。
ところが一律料金にして、近くのお店で買える切手を貼ってポストへ入れるだけ、というシステムにすれば、必要な手間はポストから手紙を回収する手間だけで済みます。
料金も安いように思えますが、十分に元を取れるように計算してあるんです。
今はメールやSNSにその役割を譲ったかに見える郵便ですが、万国郵便連合が発足した背景には、全世界をひとつの郵便地域にしようという目的がありました。
メールやSNSでやり取りをするのもいいですが、たまにはお世話になったあの人に、こだわりの便せんやはがきで、直筆の手紙を書いて近況を知らせるのも良いですね♪
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