10月6日 役所改革の日
10月6日今日は何の日でしょう?

(www.at-s.comより引用)
10月6日は「役所改革の日」です。
1969年(昭和44年)10月6日に千葉県松戸市の市役所に「すぐやる課」ができました。
役所の組織というのは縦割り組織で、市民から緊急の要望があったとしても何重にも決裁を仰がないと実働部隊を動かすことができません。
そのために何かと対応が遅れるというのは周知の事実ですが、「すぐやる課」というのは、日本で初めてできた、市民からの要望で、すぐに対応できるものはすぐに対応できるように作られた部署です。
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この役所の中に市長直轄の課を作り、機動性を持たせるというアイデアは当時としては革新的な試みであり、この「すぐやる課」が初めてできた日、ということで今日10月6日が「役所改革の日」と呼ばれるようになりました。
この「すぐやる課」を作った時の市長は、現在全国に700店舗以上を展開しているドラッグストア「マツモトキヨシ」の創業者でもある松本清氏です。
松本清氏は1909(明治42)年に千葉県の現在の我孫子市に生まれました。
貧しい家の子でしたので、14歳で丁稚奉公に出て薬の勉強を始めましたが、実は小学生の頃から政治家になりたいという夢を持っていました。
1932年(昭和7年)にマツモトキヨシの前身となる松本薬舗を開業し、10年間店を発展させた後に、1942年(昭和17年)千葉県東葛飾郡小金町の町議会議員になります
その後実業家として薬屋を大きくしていく一方で、千葉県の県議会議員に当選、県議会の議長まで務めた後、松戸市の第9代市長に当選します。
実業家として大きな成功をつかんでいた松本清氏は、任期中は市長としての給料はもらわない無給勤務をして話題になるほか、「すぐやる課」といった市民の目線からの取り組みをやり遂げました。
ユニークな取り組みは全国から大きな注目を集めていましたが、市長2期目に在職中の1973年に心不全により64歳で逝去しました。
マツモトキヨシの現在の発展を考えると、誰もやったことがない「すぐやる課」のような優れたアイデアを柔軟に打ち出すことができた創業者松本清氏のスピリットが生きているような気がしますね。
今日は自分の生活の中でも何か改革できることがないか考えつつ、マツモトキヨシのお店でも覗いてみましょうか。
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