10月28日 速記記念日
10月28日今日は何の日でしょう?
(https://ja.wikipedia.orgより引用)
10月28日は「速記記念日」です。
1882年の10月28日に日本で初めての速記の講習会を開いたことを記念して、1888年に制定されました。
速記というのは速記文字や速記符号と呼ばれる特殊な記号を使って文字を素早く記す方法です。
速記の技術を持っている人を速記者と呼び、主に議会や法廷での発言の記録や、出版、ジャーナリズムなどで利用されています。
日本に速記という概念が入ってきたのは江戸時代で、実際に運用され始めたのは明治時代に入ってからでした。
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世界的にみると速記の歴史はかなり古く、紀元前400年の古代ギリシャから速記の碑文が発見されています。
紀元前63年に記された速記の文書も残っています。
古代に一度盛んになった速記法は、体系化されることがなく、学ぶのが困難だったために、一度は衰退しました。
しかし、その後1602年に近代速記の父と呼ばれるジョン・ウィリスが線状速記やポジショニングを体系化し、発展するようになりました。
英語ではウィリス式から発展したピットマン式とグレッグ式が現在でも主流を占めています。
現在では音声の録音技術やコンピュータ技術の発展により、徐々に手書きの速記術が必要とされる場面は少なくなってきています。
しかし、テレビの生放送や講演会などで、その場ですぐに音声が字幕として出てくる技術というのは、手書き速記の歴史から培われた技術でもあります。
普通の人には読むことができない速記文字を覚えることで、ヒミツの手紙を送ることもできますね。
文字の素早い記録法を築き上げてきた先人たちの知恵に感謝して、速記文字を練習してみるのはいかがでしょうか?
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